PARABOOT AVIGNON GRIFF2 CORDVAN
2018.08.18

オリジナルのラバーソールを備えたパラブーツの靴は、堅牢で摩耗に強く、
コンフォタブルな履き心地が評判となり、ワークシューズとして消防士、
郵便配達人、軍人らの間で支持されていきました。さらに、
北極探検家ポール・エミール・ヴィクトール氏ら冒険家たちが愛用したことで、
アウトドアシューズとしての地位も獲得。
こうして登山靴用に開発されたとされるノルヴェイジャン・ウェルト製法が
パラブーツの得意とする製法となり、ラバーソールと並び、ブランドを象徴する技術となりました。

現在はフランスのイゾーとヒューレにファクトリーがあり、この2つの工場で約70名がラバーソールや
ノルヴェイジャン製法の靴、あるいはグッドイヤー製法の靴を生産しています。
すべてのカテゴリーを合わせると、1年間に製作されるパラブーツの靴は35万足にも及びます。
質においても、量においても、まさにパラブーツはフレンチシューズを象徴するブランドといって過言ではありません。
代表作には、UチップのChambord(シャンボード)、チロリアンシューズのMichael(ミカエル)、
ダブルモンクストラップのWilliam(ウィリアム)などがあげられますが
今回はAvignon(アヴィニョン)をご紹介。
日本でパラブーツといえばUチップのChambordが人気ですが
フランス国内では一番売れているロングセラーのUチップシューズはAvignon(アヴィニョン)だったりします。


木型はCHAMBORDよりもつま先を細くしているため洗練された雰囲気で
定番のコレクションのなかでは甲部分を低く、横幅を広めにとっているため、日本人の足型に合いやすい木型となっています。
ソールはもちろんグリップ力に優れるオリジナルの100%天然ラバーを使っています。


アヴィニョンに使用されるGRIFF2ソールはシャンボードのソールよりも薄く
よりドレッシーな印象に、ジャケパンスタイルなど所謂きれいめファッションにはアヴィニョンに軍配が上がるのではないでしょうか。
さて、パラブーツといえば革にオイルを染みこませ、防水性を高めたLisse Leather(リスレザー)
が有名ですが、このアヴィニョンに使用されているのはなんと"ホーウィン社"のコードバン


コードバンは整然と並んだキメの細かな繊維がむき出しとなった状態であるため、非常になめらかでしっとりとした質感が特徴です。
2層構造で出来ている一般的な革は、手入れを怠れば長期間使用するにしたがってだんだんと表皮である銀面が歪んできます。
そのため、床と銀面の間に隙間が生じ、「浮き」と呼ばれる現象が起きる事もあります。
コードバンは単層構造のため、「浮き」の現象が起きません。
ですので、艶出しクリーム程度のメンテでまるでワックスで磨き上げたように艶が出るのがコードバンの特徴です。
また、コードバンは馬の臀部(お尻)から採取できる皮で馬一頭あたりから採れる量が少なく
またすべての馬からコードバンが採れるわけではなくコードバンの原皮を採る事ができるのは、農耕馬だけという非常に希少な素材です。
しかも年々採取できる数も減っており、価格も高騰しておりますのでコードバンを使用したアイテムを目にする機会も減っていくのではないでしょうか。
ちなみに世界にはいくつかのコードバンタンナーがありますが、馬の原皮から一貫して上質なコードバンを作ることができるタンナーは
アメリカのホーウィン社と兵庫県姫路の新喜皮革2社だけなのだそうです。
コチラは大変希少なお品物という事でお値段も精一杯お出しさせて頂きました。
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