【新入荷】RAF SIMONS 21AW バギーデニム│カインドオル三軒茶屋

いつもカインドオル　三軒茶屋店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、数ある新入荷アイテムの中から、特に注目すべき珠玉の一品たちをピックアップしてご紹介いたします。

◆ 今、注目すべき新入荷アイテム ◆

カインドオル三軒茶屋店が自信を持っておすすめする、最新の入荷アイテムをご紹介いたします。それぞれのアイテムが持つストーリーや魅力を、丁寧にお伝えできれば幸いです。

Brand: RAF SIMONS(ラフシモンズ)
Item: Oversized Workwear Jeans　オーバーサイズダブルニーデニムパンツ　212-W316
Season: 2021AW
Size: 25
Color: Pink
Condition: 所々に汚れと裾にダメージが見受けられます。ご理解の上ご検討ください。
Price: 28,270円（税込）
Special Point:

［ブランドについて］
RAF SIMONS（ラフ・シモンズ）は、
ベルギー出身のデザイナー、ラフ・シモンズによって1995年に設立されたファッションブランドです。
彼はもともと工業デザインを学んでいたバックグラウンドを持ち、ファッション界には異色の経歴で飛び込んだ人物です。
そのため、彼の作品には常に構築的かつミニマルな美学が貫かれています。

Photo: Pascal Le Segretain/Getty Images

ブランドの初期は、
テーラードジャケットやスリムなパンツに代表されるシャープなシルエットと、ユースカルチャーへの鋭い観察が特徴でした。
特に1990年代後半から2000年代初頭にかけては、
反抗的な若者像や音楽、アートなどからインスピレーションを得たコレクションが注目を集め、
ストリートとハイファッションの境界を曖昧にする存在として一線を画しました。

https://firstview.com/

RAF SIMONSはまた、数々のブランドとの協業でも知られています。
adidasとのコラボレーションでは、スニーカーブームの先駆けとなるモデルを数多く発表し、
若年層からの人気を確立しました。

https://highsnobiety.jp/p/adidasbyrafsimons_rsozweego/

2022年には、自身のブランドRAF SIMONSの活動を一時休止すると発表し、
ファッション界に大きな衝撃を与えました。
しかし、その美学や哲学は今なお多くの若手デザイナーに影響を与え続けています。
ラフシモンズのデザインは、ただの衣服ではなく、社会や時代への問いかけであり、個人の内面やアイデンティティに深く結びつくものです。

RAF SIMONSというブランドは、
時代に流されることなく、常に“自分らしさ”と向き合う姿勢を体現してきました。
その姿勢こそが、ファッションを超えて多くの人々の心を動かしてきた所以なのです。

［アイテムについて］
RAF SIMONS（ラフ・シモンズ）による2021年秋冬コレクションのテーマは、
“私が愛してやまないもの”であるとラフシモンズは語ります。
このコレクションでは、デザイナー自身の記憶やヴィジョンが織り込まれ、
ストリートとユースカルチャー、反体制的精神への回帰が提示されました。
その中でも象徴的な存在が、このOversized Workwear Jeansです。

本アイテムは、ラフ・シモンズのワークウェアの現代的解釈と言えます。
頑強なコットンデニムを大ぶりに裁断し、
ヒップから太ももにかけてストンと落ちるオーバーサイズシルエットに仕上げることで、
無骨さと演練された近未来感を演出しています。
そして、膝部分が二重構造となっているダブルニー仕様は、耐久性と視覚的なアクセントを兼ね備え、
クラフトマンシップを想起させるディテールとして強い存在感を放っています。

同コレクションのルックでは、このパンツをロングコートや厚手のニット、あるいはゆったりとしたパーカーなどと組み合わせたスタイリングが多用され、ミニマルかつ反骨的なムードを醸し出していました。

https://www.fashion-press.net/collections/14444

2021AW 全体に見られたのは、「変調」と「静けさ」です。
ミニマムで都会的なモダニズムは工業デザインにバックグラウンドを持つラフシモンズの得意とする所であり、
それらを衣服の造形へと昇華する姿勢が貫かれています。
その中でも最も素朴でありながら、内に秘めた強さを感じさせ、
着る者のスタンスやメッセージ性を自然に伝える一着となっています。

つまり、「Oversized Workwear Jeans」は、単なる流行ではなく、
ラフ・シモンズ自身が歩んできた道程や理念を共有するコレクションピースです。
デザインそのものが“語る”ように構成されており、ワークウェアの伝統をモダンに再解釈することで、
ミニマルと反体制の両立を実現しています。
クワイエットラグジュアリーが台頭する中、
モダニズムと静けさを感じさせつつ、
スタイリングに確かな変調をもたらす
このアイテムは皆さんのクローゼットで一際目を引く手放せないアイテムとなるでしょう。