【新入荷】BALENCIAGA 16AW 51790 TYD32│カインドオル三軒茶屋

いつもカインドオル　三軒茶屋店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、数ある新入荷アイテムの中から、特に注目すべき珠玉の一品たちをピックアップしてご紹介いたします。

◆ 今、注目すべき新入荷アイテム ◆

カインドオル三軒茶屋店が自信を持っておすすめする、最新の入荷アイテムをご紹介いたします。それぞれのアイテムが持つストーリーや魅力を、丁寧にお伝えできれば幸いです。

Brand:BALENCIAGA(バレンシアガ)
Item: ナイロンフーデッドジャケット　オーバーサイズブルゾン　517990 TYD32
Season: 2016AW
Size: 34
Color: Black
Condition:目立つ汚れやダメージは特になく、ユーズド感が少々ございますが気にならない程度です。
Price: 110,770円（税込）
Special Point:

［ブランドについて］

BALENCIAGA（バレンシアガ）は、
1917年にスペイン出身のデザイナー、クリストバル・バレンシアガによって設立されたラグジュアリーファッションブランドです。
彫刻的なシルエットと革新的なパターンメイキングにより、20世紀モード界に多大な影響を与え、
「クチュール界の建築家」「デザイナーの中のデザイナー」と称されました。

2000年代以降、バレンシアガは伝統的なクチュールの枠を越え、モダンで実験的なデザインへと進化。
特に2015年からアーティスティック・ディレクターを務めたデムナ・ヴァザリアのもと、
ブランドはラグジュアリーとストリートを融合させたスタイルを確立し、
ファッション界に新たな潮流を生み出しました。大胆なロゴ使いやオーバーサイズのシルエット、
そしてUSED加工を施したスニーカーやウェアは、カルチャーとしてのファッションを象徴する存在となりました。

Getty Images

このUSED加工は、単なる古着風の演出ではなく、
まるで長年着用されたかのようなリアルさと精緻なクラフトマンシップによって完成されており、
バレンシアガの高度な表現力を物語っています。ラグジュアリーブランドでありながら
日常と地続きの感覚を持つこのアプローチは、多くのファッショニスタの支持を集めました。

そして2025年、長年ブランドを率いてきたデムナが退任し、
後任としてピエールパオロ・ピッチョーリがアーティスティック・ディレクターに就任することが発表されました。
ピッチョーリはヴァレンティノでの詩的かつ洗練されたデザインで知られており、
その感性がバレンシアガにどのような変化をもたらすか、世界中の注目が集まっています。
新たな時代の幕開けを迎えたバレンシアガは、再びファッションの最前線で革新を起こすことが期待されています。

Photography by David Sims

［アイテムについて］

このアイテムは、デムナ・ヴァザリアがクリエイティブディレクターに就任して
初めてのシーズンを象徴する一着です。
デムナが打ち出した新たなバレンシアガ像は、
既存のラグジュアリー像を覆す大胆なオーバーサイズシルエットにあり、
その思想を端的に示したアイテムとして高い評価を受けました。

本ジャケットは軽量なナイロン素材を使用し、スポーティなムードを漂わせながらも、
構築的なフォルムによって都会的で洗練された印象を与えます。
深めのフードやドロップショルダー、ゆとりのある身幅は、
当時のストリートトレンドを先取りしたデザインでありながら、
モードブランドならではの完成度を持ち合わせています。
シンプルなソリッドカラーでまとめられているため、
カジュアルからハイエンドなスタイリングまで幅広く対応できる点も魅力です。

https://www.wwdjapan.com/articles/148979

また、2016AWはデムナが「日常着の再解釈」をテーマに掲げ、
パワーショルダーのコートや再構築されたデニムなどが話題を呼びましたが、
このブルゾンもまさにその文脈の中に位置付けられます。
既存のスポーツウェアをベースにしつつ、誇張されたシルエットや上質な素材感によって、
単なる実用服をファッションの最前線へと押し上げました。

現在でもオーバーサイズの流れは継続していますが、その起点のひとつとなった本モデルは、
バレンシアガの歴史を語るうえで欠かせない存在です。
デムナがブランドにもたらした革新性を体現したこのジャケットは、
アーカイブとしての価値も高まりつつあり、
ファッション愛好家にとって特別な意味を持つアイテムとなっています。