Kendrick Lamar

こんにちは新宿店です。
今日紹介するのはこちらです。

最近発売された、NIKEとKendrick Lamarコラボの「REACT ELEMENT 55/KL」です。
過去に4回にわたって展開されたシリーズの最新作になります。

過去のモデルではベースになったシューズが全てCORTEZでしたが、今回ではREACT ELEMENT 55が使われてます。個人的にKendrick自体がWEST SIDEをルーツにするラッパーなので、ずっとWEST SIDEではお馴染みのCORTEZでコラボしていくと思っていました。なので今回のシューズのチョイスは正直意外です。またCORTEZのシリーズではモデル名の表記でKENNYが入っていましたが、今回のモデルでは表記にKENNYが入りません。KENNYには二つの意味があり、一つが陸上選手のケニー・ムーア、もう1つがケンドリックのもう一つの人格であるKung Hu Kenny (カンフーケニー)です。コラボのベースとなるモデルが変わってしまったのでこういった表記がなくなったのも悲しいですね。

では、細部を見て行きましょう。

デザインとしてはアッパーの内側と外側が非対象になるようにデザインされております。どちらのサイドもマーブル調で、外側が白ベースで、内側が黒ベースになってます。

内側

 

外側

 

かなり特徴的なデザインです ね。このデザインの意味としてはケンドリック・ラマーのある種の二面性を反映しております。

彼のアルバム「DAMN」においてお披露目されたのがカンフーケニーというオルターエゴ、ケンドリックのもう1つの人格です。設定上としてはカンフーの修行をした無敵のキャラ。ライブなんかでもそのキャラを全面に押し出しており、チャイナジャケットを着たり、漢字のグリルズを装着したりしてステージに立ってます。ここの意味が分かるとCORTEZの時になぜ漢字が使われていたのかも分かりますね。ちなみに、CORTEZで使われていた漢字の意味はアルバムのタイトル「DAMN」と同じ意味で す。そんな一つの体に二つの人格が存在することを、彼は陰と陽を用いてこの靴のデザインに落とし込んでいます。アッパーの内側と外側で間逆の色を使っているのはそのためです。

Reebokコラボの時から変わらず、外面だけでは伝わりにくいメッセージが込められた靴になっております。

また、彼の音楽もこの靴と同じ位素晴らしいので是非聞いてみて下さい。

では、店頭でお待ちしております。

以上です。

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