こんにちは
センター街店田中です。
本日ご紹介するのはKIKO KOSTADINOV.
私自身も思い入れの深いブランドですので、今回は普段より熱量気持ち多めで。
以前トアロード店のブログにてキコの手掛けるMackintoshについてご紹介致しましたが、今回ご紹介するのは本人のシグネチャーブランド。
Mackintoshは老舗の伝統的なアイテムをキコ本人の感性で再解釈したコラボレーション、つまりはマッキントッシュの為のデザイン。
KIKO KOSTADINOVはキコ本人の為のデザイン、
彼はVOGUEのインタビューでも自分の為に服を作っていると話していました。デザイナーズブランドからミリタリーのヴィンテージまで着用していますが、その中で彼自身が感じた現行に無い歯がゆい所をコレクションとして作っている感じでしょう。
キコ本人のスタイリングも各ファッションメディアに度々取り上げられていますが、やはり彼のスタイリングセンスは格好いい。
引用元:AKS
この辺りは有名な二枚です。
一枚目はYohji、
キコ自身CSM(セントラルセントマーチン)在学中からヨウジヤマモトやコムデギャルソンを良く着用しており、その収集ぶりはコレクター顔負け。80sの希少な丸文字 花と少年期、、etc 有名な物からコアなものまで。山本耀司氏、川久保玲氏を尊敬していると話していました。本人自身も実際に両ブランドのコレクションに顔をだしていたようです。
彼自身服愛はコレクションを見ていただければわかるかと思います。
気になる方はKIKO KOSTADINOVのインスタグラムを遡ってみてください。
二枚目はC.Eのロングスリーブ。彼が着用した物は値段がぐっと上がります。デザイナーでありながらファッションアイコンの一面も。KIKOの服が好きな人は彼のスタイリングも絶対にハマります。
様々な服を実際に着ているからこそのクリエイション。旅行の際は現地のスーベニアショップでキャップを買ったり、日本に来た際は必ずと言ってもいいほどワークウェアショップに足を運ぶそうです。私服でもよく日本のワークウェアを着ているシーンを見かけます。アシックスもそのうちの1つ。
KIKOの服はワークウェアベースが多いと良く思われがちですが、実はワークウェアらしいものが多いシーズンはファーストコレクションからサードコレクションくらいまでですがイメージはワークウェアと考える方が多いのではないでしょうか。
引用元:FashionSnap
しかし我々日本人の中では野暮ったいイメージだったホカオネオネを始めとするスポーツシューズ、ワークウェアをモードに引き込んだのは間違いなく彼の独自のセンスによるもの。
KIKOがホカオネオネをコレクションで使用してからというもの、多くのファッションフリークの方々もこぞってTORURTLAを履いていたし、セレクトショップでも多く取り扱われるようになりました。
知らず知らずのうちになんとなく格好いいな、っていう感じでホカオネオネを履いていた方も多いはず。
コレクションデビューまもなくにして一つのムーブメントを巻き起こした彼を注目していても損はしないはず。
服が好きな人ならぜひ見てほしいそんなブランドです。
今回ご紹介するのはKIKO KOSTADINOVの2018AWシーズン。
まさにブランドとしての規模を拡大したシーズン。
ひとえに名シーズンと括ってしまうのはいささか早計ですが、良いアイテムが多かったシーズンです。(私自身もこのシーズンはかなり集めています)
それでは商品の方を、
KIKO KOSTADINOV 2018AW Havest Short Bomber Jacket
Size S
cotton × polyurethane
今シーズンは2018ssに引き続きロロピアーナレインストームシステムの生地がメインファブリックとして使われていましたがこちらはコットンとウレタンの混紡生地。
程よく伸縮性のある生地感は彼の好みのワークウェアを想起させてくれます。
ドライクリーニング推奨ではありますが、敢えて洗いをかけて自分なりの色に落とすのもアリです。
ジップはriri、締めて頂くと腰部分のリブのメリハリが出ます。
超短丈のジャケットに過剰なまでのリブ。
ですので着れる人と好みはかなり分かれると思います。ハマった人には是非。
バックを見て頂くとよりリブの感覚が分かるかと思います。
肩はコーデュロイ生地の切替。ちなみにKIKOの作品の中でコーデュロイ生地が使われていたのは今作だけです。
2018awの特徴的な連続のスナップバック。他社製ではなくKIKOオリジナルなのも嬉しくなります。スナップバックはまったくチープさは無く、マットな仕上がりです。
そしてもう一点、
ファーストシーズンからアップデートを繰り返されているトリプルダーツトラウザーズ。1stはベンタイルコットン、2stはコットンツイル生地、そして2018AWシーズンはロロピアーナレインストームシステム生地を用いています。
名前の通り、雨風へのガードは完璧。只でさえ高級なロロピアーナ生地をアップデートした贅沢な仕様。
膝部分にはダーツが入り、足の稼働時のストレスを軽減してくれます。
3点のダーツ処理によってフレアシルエットに。
一見シンプルですが履けば良さが分かります。
どちらも国内入荷数は極小です。
実際にお手に取って見ていただける、またとない機会ですので是非。